ナナホシテントウは、赤いボディーに7つの黒い星でお馴染みの昆虫だ。公園や庭の植木にもいるので、みんなも見たことがあるんじゃないかな?
かわいらしい見た目なので、子供から大人まで人気のナナホシテントウだが、鳥や昆虫にはあまり人気がないようだ。
ナナホシテントウは、危険がせまると死んだフリをして、脚の関節から嫌な臭いのする液体を出す。また、体内にもアルカロイドという毒を持っているのだ。
これを嫌ってなのか、鳥やほかの昆虫達はあまりテントウムシを食べないようである。
学名:Coccinella septempunctata
漢字名:七星瓢虫
大きさ:5~8.6mm成虫の見られる時期:3~11月
見られる場所:草地や林縁
分布:北海道・本州・四国・九州・沖縄
草原で目立つ赤×黒のカラーリングは、一度口にした敵に「俺たちの仲間を二度と食べるんじゃねーぞ!」という警告の意味があるんだ。
このように「食べても美味しくないよ!」とか「毒があって危険ダゼ!」とかを知らせるための色を、警告色という。ハチの黄×黒の体色も、警告色だ。
さて、テントウムシといえば、アリ・アブラムシとの三角関係が有名である。みんなも聞いたことがあるかもしれない。
アリは、アブラムシのだす甘い汁が大好物だ。アリは、この汁をもらうかわりに、アブラムシの天敵であるテントウムシを追い払う、いってみれば用心棒の役割をするんだ。
この三者の関係を観察するには、アブラムシがよくいる植物を見つけるのが近道だ。ワタシの経験では、アブラナ科・キク科・マメ科の植物に、アブラムシが多いようだ。
補食(食べる食べられるの関係)・共生(お互いに協力して生きる関係)という生き物達の繋がりを、ぜひ実際に観察してほしい。
ナナホシテントウのぬりえ
レヂヲ特製ナナホシテントウのぬりえです。おうちの人に印刷してもらってね。
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