ツマグロオオヨコバイは、黄色い体に黒い水玉模様がキュートなヨコバイの仲間。
「ツマグロ」というのは「翅の端が黒い」から。「オオ」は、この仲間では体が大きいことから。そして「ヨコバイ」は、危険がせまると「横にはって」身を隠すからだ。
しかし、名前がちょっと長いので、みんなには「バナナ虫」と呼ばれているよ。確かにバナナのようにも見えるね。
学名:Cicindela japonica
漢字名:褄黒大横這
別名:バナナ虫
大きさ:13mm
成虫の見られる時期:3~11月
見られる場所:草地・林道・公園
分布:本州・四国・九州
カメムシの仲間で、みんなもよく知っている虫にセミがいるが、ツマグロオオヨコバイもセミに近い仲間になる。植物にとまっている姿を横から眺めると、なんとなくセミに似ていないかな?
植物の茎でじっとしているツマグロオオヨコバイのお尻をよく観察してみよう。お尻から何かポタッポタッと出していないかな?
これは、オシッコだ。ツマグロオオヨコバイは、幼虫も成虫も木の汁を吸う。そして、吸いながらもオシッコとしてドンドン体から出してしまうらしい。
私達が、飲み物を飲み過ぎてオシッコに行きたくなるのと同じなんだね。
よく観察したら、そっと手を近づけてみよう。「横にはう」行動が観察できるだろう。あまりやり過ぎると、嫌われてしまうかもしれないので、要注意だ。
色々な植物の汁を吸うが、ワタシの経験では、アジサイやヤツデによくいるようだ。どちらも公園に植えてあることが多いので、探してみよう。
ツマグロオオヨコバイのぬりえ
レヂヲ特製ツマグロオオヨコバイのぬりえです。おうちの人に印刷してもらってね。
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