キタキチョウは、身近に見られる黄色いチョウの仲間だ。
黄色いチョウを見ると、みんなは「あ!モンキチョウだ!」と思っていないかな?モンキチョウには、翅の裏に白い模様があるんだ。名前はモンキチョウのほうが有名だけど、翅の黄色の鮮やかさでは、キタキチョウのほうが上だとワタシは感じている。
チョウの仲間には、季節によって翅の色が変わる種がいる。キタキチョウは、夏に成虫(大人)になると、前翅の表に黒い縁がある。秋に成虫になると、この黒い縁が少ししかないんだ。上の写真は夏に成虫になったキタキチョウのオスだ。
分類:チョウ目 シロチョウ科
学名:Eurema mandarina
漢字名:北黄蝶
大きさ(開張):35~45mm
成虫の見られる時期:3~11月
見られる場所:草原・畑
分布:本州・四国・九州・沖縄
学名:Eurema mandarina
漢字名:北黄蝶
大きさ(開張):35~45mm
成虫の見られる時期:3~11月
見られる場所:草原・畑
分布:本州・四国・九州・沖縄
こちらはメスのキタキチョウ。
キタキチョウのオスとメスの区別はなかなか難しい。翅の模様(翅脈という。違いがあるのは後翅前縁部第8室…難しい名前だ!)で見分けることができる。写真のように縁に向かってシュッと細くなっていけばメス、真ん中あたりに一番太い部分があればオスだよ。
キタキチョウのペアが草の根元で交尾をしていた。どちらがオスで、どちらがメスかわかるかな?
幼虫の食草(食べる草)はネムノキやハギ類などマメ科の植物だ。交尾を無事に終えたら、写真のメスも産卵場所を探しに出掛けるのだろう。
さて、交尾の写真の答えは、右がオスで左がメスだ。正解できたかな?